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2006.10.05 大工、1
弟子に入って一番初めに教わったことは、

いや、

いわれた事は「やぐぬただなぁんだがら、じゃまぬ

なるな」

言われて当然、何にも出来ない小僧でしたから。

「一寸五分釘一掴みもってこ~」の声が怖くて

たまらない。

一寸五分の長さが、わからない釘箱に向かう前にさしがね

を探し、寸法を測るところから始まるが、釘を手にした時

すでに遅く、上から物を投げつけられ逃げるのが仕事に

変わってしまう。



棟梁から自分が見えない位置にいるとホットするが、

一分もすると不安に変わってしまう。

そう当時の棟梁は、私にとって世の中で一番怖い人であり

神様であり、親父でした。

当時私の棟梁は、四十歳少し過ぎたくらい、私はとっくに

あの時の棟梁を越しています、年齢だけは。



今はもう七十歳くらいでしょうが、お元気でしょうか?

いっぷくの時間に大きいスイカを二個買ってきて、一個は

皆で食べ、残りの一個を「これ全部食ったら○○円けるがら

だれがくうが?」などオチャメなところもありました。

当然立候補した私は、簡単に食べ賞金をもらいましたが、

「すごどぁ~さっぱりだども、くうのぁ~すとりまえだ」

「ん~いいんだ、いいんだ、くえ、くえ」と、仕事が出来ない

奴はいっぱい食べて力をつけろと、よく言われました。






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